生理検査室

生理検査室とは、心臓、消化管、血管、肺、脳、神経などの生理的反応や機能を調べる検査室です。
医師と臨床検査技師により、下記のような項目の検査を行っております。

●心電図・負荷心電図
心電図検査は、心臓の電気的な活動の様子を体表面から波形として記録し、心臓が正常に働いているか不整脈や虚血性心疾患など、心臓に異常がないか調べる検査です。
仰向けに寝て安静な状態で、両手首、両足首、胸部6箇所に電極を付けて、検査します。
痛みなどはなく数分で終わる検査です。
負荷心電図(マスター負荷心電図)は、階段昇降を繰り返すことで、心臓に負荷(負担)をあたえ、その後の心電図を記録し負荷前との変化がないかをみていく検査です。狭心症などの診断に有用です。

●ホルター心電図
心電図は検査中の1分間弱の情報だけなので、時々出現する不整脈の情報などはとらえられません。また、狭心症のように、外来で症状のない時に心電図をとっても全く正常の場合があります。
そのような場合に24時間心電図(ホルター心電図)を行います。
胸部に電極の付いたシールを5枚または7枚貼り、これにコードで繋がる携帯型心電計を、キャリングケースに入れて携帯し、普段の生活をしていただきます。
ホルター心電図を装着して若干の不便はありますが(入浴できないなど)、ほぼ普段通りの生活が出来ます。

●エルゴメータ負荷心電図
エルゴメータ負荷心電図は労作(急ぎ足で歩く、階段を上る、重いものを持つ、などの体に何らかの負担を掛ける)により、主に胸部症状を自覚する場合など、自転車エルゴメータに座り、定められたスピードに合わせてペダルをこぐことによって、心臓に負荷(負担)をかけながら心電図をとっていく検査です。
心電図モニターを装着した状態で、ベルトの上を歩き、運動中あるいは運動後みられる心電図の変化を記録する検査です。

●超音波検査(心臓・腹部・頚部血管など)
超音波検査とは、超音波(人体に無害な超音波)を使用して、肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓などの内臓、また、乳腺や甲状腺、頚部血管、心臓の動きなどに異常がないかどうかを調べる検査です。エコー検査とも呼ばれています。
お腹や胸を出して、ベッドに寝ていただき、ゼリーを塗って、超音波の出るプローブと呼ばれるものを当てるだけです。


●肺機能検査
肺機能検査は、肺活量と努力性肺活量検査があります。肺活量検査は肺が一度に取り込める空気の量を測定し、努力性肺活量は息をいっぱい吸い込んだ後に、力一杯息を吐き出すその勢いを測定します。
呼吸器疾患の鑑別、手術が可能かどうかの判断の時などに検査します。
鼻をクリップで留め使い捨てのマウスピースをくわえて、口のみで呼吸をしていただきます。

●脳波検査
脳波検査は、脳から生ずる電位変動を頭皮上の電極から記録するものです。
てんかん、脳腫瘍、脳損傷、脳血管障害などの診断などに有用な検査です。
頭皮上に電極を装着して、ベッドに横になってもらい、軽く眼を閉じて力を抜き、楽にしていただくだけです。
検査中、眼の開閉や深呼吸をしたり、光の点滅を受けたりします。

●誘発脳波
感覚受容器(五感)や神経に外界から刺激して、脊髄、脳幹、大脳皮質までの機能障害や障害レベルを検査します。
誘発電位には体性感覚誘発電位、聴性誘発電位、視覚誘発電位等があります。

  1. 体性感覚誘発電位
    手や足の感覚神経に刺激を与えて、刺激伝導路(末梢神経、脊髄、脳幹、大脳皮質)の機能障害を検索します。
    頭皮上または耳朶にクリームを塗り、その上に電極を装着します。手や足の感覚神経に電気的な刺激を与えて記録するため多少の痛みを感じる検査です。
  2. 聴性誘発電位
    聴性誘発電位とは、外部から音刺激をして聴覚神経の伝導路の異常を調べる検査です。
    頭と耳朶に電極を着け、ベットに仰向けになりヘッドホンをつけて検査を行います。
    ヘッドホンからは”カチカチ”という音が聞こえてきます。

●磁気刺激誘発電位
磁気刺激装置で大脳の運動野を刺激して目的の筋肉から表面筋電図を記録する検査です。
大脳から末梢神経、筋肉までの刺激の速度を調べることにより、中枢神経の異常を捉えることができます。


●血圧脈波検査
血管の状態(動脈硬化など)を評価する検査です。仰向けに寝て、両腕、両足に血圧と脈波の測定を出来るカフを巻き、両手首に心電図測定用のクリップを付け、数分間安静な状態で検査します。

●聴力検査
聴力は、オージオメーターという器械で調べます。
ヘッドフォンをして、低域周波数1000Hz と高域周波数4000Hzの音を左右どちらから出し、その音がどの程度の大きさの時から聞こえはじめるかを測定します。

●眼底検査
眼底検査は、眼底の底の網膜や視神経の異常を調べたり、白内障、緑内障などの疾患を見つけることが出来る検査です。
無散瞳型眼底カメラを使用し、眼底写真を撮影します。
写真をとった後目の前が丸く白色、青色の残像が残ったりしますが(フラッシュを使って眼底を撮影するため)、時間がたてばその残像もなくなります。

※血管造影室において心筋梗塞等の緊急検査、治療に常時対応しております。


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検体検査室

検体検査部門と輸血検査部門を365日・24時間体制のもと、臨床検査技師6名にて業務にあたっています。

検体検査部門は血液検査を中心に、生化学的検査・血液学的検査・免疫学的検査・一般検査等様々な検査を実施し、輸血検査部門では輸血検査と血液製剤管理を行っています。

●検体検査部門
様々な分析装置を使用し、迅速かつ正確なデータを臨床現場に提供出来る様に日々心がけております。

[分析装置の一例]


生化学分析装置

血糖・HbA1c分析装置

血液ガス分析装置

血球分析装置

●輸血検査部門
輸血検査や血液製剤管理、輸血療法委員会(年6回開催)などを行い、適正かつより安全な輸血療法を行える様に努めております。


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